祖父:スマホ対策や集客の考えは?

おじいちゃまとの対話:スマホ対策や集客の質問と回答

祖父<祖父紹介>
年齢:85才
職業:嘱託社員
趣味:会話
特技:スマホのアプリ制作
性格:ねちっこい
弱点:孫からの大金のおねだり

なんだかみんなで楽しそうじゃのう♪

私のおじいちゃんです。せっかくだからおじいちゃんも話聞いてみなよ?

ほー、ウェブサイトのことか。言っておくがわしは商売には厳しいぞ。孫娘には甘いがな。成田在住85年・行政書士歴63年・スマホ歴12年じゃ!

(また厄介そうなのが出てきたな・・。説明してわかってくれるのかな・・)
こんにちは。初めまして。

挨拶はいいから、早よー説明せえ。仮にこのサイトが上位表示されたからといって、集客できる内容なのか? ウェブサイトというのは、まずファースツステップは見てもらう、セカンヅステップは選んでもらうという二つの大きな壁があるんじゃぞっ!

(なんかケンカ腰だけど、核心ついてるな・・)
はい、ファーストステップの上位表示は息子さんにご説明したので、セカンドステップの選んでもらうという最重要ポイントですが、サイト内にきちんと知りたい情報があるかないか、すなわち

  • 他の利用者の声やスタッフ紹介などで、事務所の雰囲気がつかめる情報を明示
  • 料金の事であれば、お問合せ下さいでなく、概算の金額だけでもなるべく業務を細分化して明示
  • 得意にしている業務の分野や、今までの経歴など行政書士としての力量が予測できるよう明示
  • 依頼の方法や、相談の流れなどの説明
  • もしもの過失が生じた場合、損害賠償だったり、賠償の対象可否の説明などなど

このような情報がサイト内に網羅して掲載されているかどうかは、サイトのデザインだとか見栄えよりとても大切なものなのです。

ふむふむふむ。ネットを見る人は料金を気にする人も多いぞ。安さも選択のポインツとして大事かと思うがどうだ?

はい、料金は2番目に大事な項目だと思います。他より安くできるならそれも一つの集客要素だと思います。でも、料金はただ安ければ集客できるというものではなく、上記の最重要項目が掲示されていてはじめて効果が出ます。

大した情報もないのに、「料金だけは成田市の行政書士の中で最安ですよ」では、お客様にも心配され、安心して選んで頂けません。

なるほどにゃ。商売をわかっているな、おぬし。

ありがとうございます。逆に料金は割高でも、サービスを丁寧に詳細に説明し、行政書士として信頼を得られる努力をしていれば十分選んでもらえます。そして、3番目にはデザインや見栄えなどのいわゆる見易さ・読みやすさが重要な項目かと思います。

ほほう。やるのぅ。おぬしまだまだ引き出しを持っているんじゃろう? どれ説明してみい。わしはやることないから時間ならたっぷりあるでのう。

あっ、はい。ただこれ以上の細かいポイントは、お付き合いいただいた後で、ご家族みなさんだけに説明したほうが、貴所にとっても良いかと思われますよ。

そうじゃのう、全部ここで公開してはいかんわな。はっはっはっ! ところで、今とってもナウいスマホの対策はどうじゃ。今は若い者はみんなスマホが多いじゃろ。わしも12年使ってるでなっ。

(スマホ、、12年前からあったっけ・・・ ま、でもスマホ対策も核心をついてきたな)
はい、まずはファーストステップの見てもらうことですが、スマホで「成田市 行政書士」と検索した場合、PC上のグーグルやヤフーの検索結果とほとんど同じですので、スマホの検索結果に対しても十分基本の対策ができていることになります。

なるほどにゃ。じゃあセカンヅステップはどうじゃ?

はい、スマホで見るウェブサイトは、2種類ありまして、一つはPCでみるものと全く同じサイトを拡大縮小してみるものです。もう一種類はPCサイトとは別に、スマホ用に見やすくしたサイトを作成し表示させるものです。

そんなのとっくに知っちょる! どっちにするんじゃ?

すみませんっ。どちらでも対応できるように、まず見てくれた方に、簡易スマホ用サイトを表示しまして、もしその方がPCサイトを希望する場合にも、ワンクリックで切り替えられるボタンを表示します。

ほー、便利じゃのう。でも、簡易スマホ用サイトというのは何じゃろうな。

はい、純粋な”スマホ専用サイト”を作ると、私の制作も貴所の管理も2倍の手間がかかるところを、簡易スマホ用サイトでは、その手間暇をなくしつつ、スマホでも十分見やすくしたものです。ただ、見易さや操作性はスマホ専用サイトより劣る印象になります。

そうかそうか。まー、それぞれに一長一短があるんじゃろ? 一気に説明されても困るからPC版のメリットから説明せえ。

おっしゃる通り一長一短がありまして、PC版のメリットは、作成するサイトが一つで済むということです。制作側も作業が一サイト分ですみますし、その分貴所のコストも管理の手間も少なくて済みます。あとは、PC用と同じサイトなので情報がすべて入っていて見る側も安心できます。

で、デメリットはどうじゃ?

はい、もとは、PC用サイトなのでスマホが古いタイプだったり、画像が多いサイトだと、閲覧するのにページが重くなりがちだということです。あと、拡大縮小の操作が必要ということになります。

して、そのデメリットに対してはどう思う?

はい、私が提案するHPは文字量は多いですが画像は少ないので、表示時間は問題ないと思います。さらにスマホの表示速度はどんどん進化してるのでさらに大丈夫かと。

拡大縮小の操作は、正直、使っている方は慣れているので何の問題もなくぱっぱっと操作できるので、それも大きな問題にはならないはずです。

そうじゃな、わしだって拡大縮小は全く問題ないぞ。ぱっぱっとできる! 一方スマホ専用サイトについてどう思う?

そうですね、やはりスマートフォン用というだけあって、はじめから見易くレイアウトされていて軽いページであるという点は大きなメリットだと思います。

ただ、PC用サイトと同じ情報を全ていれることはほぼ不可能で、必要最低限の情報しかありませんので、閲覧者の欲しい情報ニーズをすべて満たすのは難しいかと。。

たしかにそう思うわい。わしもスマホ専用サイトじゃなく、PCサイトを見せろっ!と思うことが多々あるわい。

はい、そういう事情があるので、今回ご提案する簡易スマホ用サイトとPC用サイトの切り替え可能なプランは、諸々のデメリットを排除したベストな形かと思います。。

ほー、いいのー、いいのー♪

余談ですが、現状スマホ用サイトを別途用意しているのは、大手企業などごくわずかでして、圧倒的にPCサイトをそのまま表示しているケースが多いです。

そもそもスマホはPCサイトを表示する想定で作られています。見ている側も何かのHPを探していても、PCサイトが縮小表示されるだろうと考えている方が多く、拡大縮小の操作をして閲覧するということに、そこまで違和感も不便もないはずです。

その上で、簡易スマホ用サイトを用意して切り替えも可能にしておけば、利用者からは「とても気の利いている行政書士さんだ」と喜んでもらえるはずですよ。

全くその通りだと思うぞ。それより、眠くなったから、最後の質問にするがスマホじゃない携帯電話への対応はどうじゃ?

あっ、、はい、スマホにどんどん変わってくるとはいえ、まだ携帯電話への対応をおろそかにしてはいけません。スマホ同様に簡易的ですが、PCサイトが携帯の液晶サイズに合わせて表示されますのでご安心ください。ただ、液晶が相当小さいので表や文字列など型崩れが生じやすいことをご了承ください。

よし、わかった。わしが聞きたいことはそれくらいじゃ。ほんじゃあ寝るワイ。。。

了解しました。。。

※PCサイトと簡易スマホサイトの切り替えの補足

上記で、閲覧者にPCサイトと簡易スマホサイトの切り替えボタンを表示する内容をお伝えしましたが、現段階ではPCサイトをそのまま表示しています。理由としては、もし仮にスマホにてサイト運営をご検討頂く方には、PCサイトの形で、全体像と内容をご覧頂きたいからです。

そして、運営者様が決まった段階で、切り替えボタンを表示します。なお、個人的にはPCサイトの形をそのまま閲覧者にご提供するほうがベターだと考えており、そのあたりはご契約者様と相談してどちらを採用するか決めたいと思っています。

携帯、スマホ、フェイスブック、ツイッター、タブレット・・考えることはもうたくさん・・

現在は、ホームページの運営と言ってもパソコンからの閲覧だけでなく、フィーチャーフォンと言われるいわゆる昔からの携帯、スマホ、タブレットのことも考えなければいけませんし、フェイスブックやツイッターを駆使して集客をしているケースもあります。

こんな風に書くと、「あれもこれも考えなければいけなくて、頭がパンクしそう・・・」となるかもしれませんが、最低限おさえるべきは、パソコン向けの基本的なHPだと思います。

最近、人によってはフェイスブックの魅力にはまり、見るも作るもフェイスブック中心の方も増えています。かといって、「それならば、事務所のウェブサイトをフェイスブックで作ろう!」というのは、自ら市場ターゲットを狭くしてしまう危険な行為です。

フェイスブックの利用者が増えているといっても、

全く興味もなく、使ってない人のほうが圧倒的に多いのです。そんな人たちに、通常のHPはないのでフェイスブックをご覧くださいとすすめても、見てもらえない可能性が高まります。

前のページで娘さんにも説明しましたが、オーソドックスな形(上下段と左側にメニューが配置されているなど)のHPであれば、万人に見易く、どこに何の情報があるか、経験的に把握している人がほとんどです。

でも、これがフェイスブックの閲覧に慣れてない場合、

一見して、どこに何の情報があるかわからずに見づらさを感じてしまい、「面倒だから見るのやーめたっ」なんてことにも・・。

これらを考えますと、フェイスブック好きな閲覧者も、通常のHPしかないとわかれば、詳細はそちらで見てくれますので、やはり最初は、基本的なパソコン用HPから作り、基本ができてからフェイスブックやツイッターでプラスαの集客を考える流れが理想的です。

そして、スマホや携帯対応は、パソコン用HPがあれば対応させられます。このHPは、パソコンからの閲覧だけでなく、スマホや携帯の小さい画面での閲覧時には、簡易的ではありますが、サイズを合わせて表示されるようになっています。既にフェイスブックやツイッターがあったり、新たに作った場合には、HPで紹介すればいいだけです。

通りすがりに見た看板だけで、店を決める人は少ない時代です。

○○行政書士という看板を決め手に依頼する行政書士を決める方は少数派で、現代は必ずHPの検索がセットになるといっても過言ではありません。個人の悩みの解決や、企業の重要業務のための依頼といったことを考慮すれば、慎重な下調べが必要ですから。

○○行政書士事務所と名称で検索された時に、公式HPが出てこないと、閲覧者は「えっ、ここはHPが無いの?」と落胆し、同時に競合するライバルに目が行ってしまいます。

何は無くとも、最低限ホームページだけは所有し、機会損失の無い様にしましょう。

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